・ニート生活において、京都大学卒という経歴(学歴)が役に立ったことはあったか? もしくは、逆に負担となったことはあったか? ぶっちゃけ、(熊野寮という特殊な生活環境以外に)受験勉強をして、大学に数年間通って得られたモノはありましたでしょうか?
熊野寮とかそのへんの雰囲気の影響を除外すると、得られたのは出会った人間だろうか。大学時代に知り合った人は面白い人間がいろいろいたし、自分と話や興味が合う人が比較的多かったと思う。京大の中でも落ちこぼれっぽい人とばっかり付き合ってたので、エリートビジネスマンとか高級官僚とかそういう人は友達にはあんまりいなくて、わりと変なルートを歩んでいる人が多いんだけど。みんな大体今は元気そうだけど10年後はどうなってるか分からないけど。
まあなんだかんだ言って、20歳前後のいろいろこじらせて面倒臭い人間だった時期に、ゆるやかで豊かで人間関係にも恵まれた場所で何年か過ごせたのは、今の自分の人生の基礎になっているだろう。良かったのか悪かったのか分からないけど。
卒業したあと、学歴が負担になったということは特になかったかな。
卒業後、学歴が役に立ったかという点についてはどうだろう。今は定職にも就かずふらふらしてるけれど、そういう状況でも学歴は役に立つんだろうか。ブログを書いたりするにおいて、「京大卒だけど無職」みたいなギャップだけでちょっと面白がってもらえるようなところはあったので、まあそれだけでも京大出た意味はあったんじゃないかと思っています。
あと、初対面の人に会ったときにこっちが無職でも、「こいつ何やってるか分からない胡散臭いやつだけど、京大卒ってことはまあある程度何か信用できるっていうか、いきなり人を殴ったりはしないだろう」というくらいの信用の水増しくらいはあるのかもしれないですね。まあ損はしてないんじゃないでしょうか。学歴は取れるなら取っておいて特に損はないと思う。他に特にやりたいことがなければ。